ノートPCを充電するとき、満タンまで充電していると思いますが、100%の満充電状態はバッテリーを早く劣化させてしまいます。また0%までバッテリーを使い切ってしまうことも、バッテリーの寿命を縮める使い方です。満充電100%に近い満タン充電と、0%になるほどの使い切りを避けましょう。
バッテリー使用の理想的な温度は、10度~30度と言われており、直射日光が当たる場所にパソコンを置いたり、車内に置きっぱなしにすることは、バッテリーを劣化させ、最大容量の目減りを加速させてしまいます。また、パソコンの排気口にゴミが詰まっていたり、ノートパソコン内のファンが壊れていたりすると、熱で本体があつくなるため、同様に最大容量が早く減ってゆくので、掃除やファンの修理をメーカーに依頼することで対処しましょう。
長期間使わないなら、バッテリーの充電容量は50%ほどにして本体からはずし保管しておきましょう。 満充電に近い状態での劣化と、熱い場所に置いておくことによる劣化を避けて保管することで バッテリーの劣化スピードが早まらないようにするためです。保管中も自然放電して充電した電気が減ってゆくので、 定期的に容量をチェックしましょう。
自宅や会社で使用するだけのノートパソコンならば、バッテリーをはずしACアダプターのみで使うことをおすすめします。バッテリーを装着しながらACアダプターを差して利用すると、常に満充電状態をキープし、浅い充放電を繰り返すために、バッテリーの寿命が縮まってゆきます。
これは、「日経PC21 2015年9月号」の記事ですが、80%の充電だと、100%充電して使うよりも寿命が1.5倍になるとありました。これに従って、普段は80%まで充電して使用し、外出の時にはバッテリーが足りなくなって困らないように、満充電近くまで充電して持ち歩くのが良いでしょう。