テレビを見ていて良く思うことは、テレビカメラで取っている映像が、ブレて見づらいということである。 手で押さえ、持ちながら撮影しては手ぶれが起き、はたまた、人間が歩く上では仕方の無い上下動によって、映像のブレが出てしまう。
最近では、スタビライザーという機器や、ドローンの撮影に使われている、ジンバルという装置によって、ブレがほとんど起きない映像を撮ることができるようになっている。
広大な花畑や、古代遺跡を、上空から撮影しているドローンの映像を見て、ブレが少なくて見やすいと 思ったことはないだろうか。テレビで使うための、クオリティの高い映像を撮るドローンには、ジンバルという装置が搭載され、それにカメラを取り付けて撮影すると、飛んでいるとき、ドローンが傾いても、ジンバルが検知してカメラの水平を自動的に保ってくれる。そのため、ブレの少ない安定感のある空撮動画になる。
スマホやカメラでも、映像のブレを抑えるためのアイテムがある。ジンバルに使っている技術と似て、スタビライザーという機器である。カメラやスマホを取り付けると、傾けても水平などを保ってくれる。 一見自撮棒のようにも見える。
テレビでアナウンサーが店を回るとき、現場を歩きながら撮影するとき、車に人が乗って撮影するときなど、手ぶれを起こすシーンが頻繁にあるが、ごくたまにしか、スタビライザーを使って撮影している映像を見受けられない。まだまだ、導入が進んでいないのだ。 せっかく、ブレが少なく見やすいテレビを実現できる技術を持っているのだから、早く利用が進むことを、テレビを見るたび、とくにはニュースを見るときに繰り返し思っている。