Coffee Lake と呼ばれる8世代目のデスクトップ用プロセッサが、今後発売される予定です。すでにノートパソコン向けのプロセッサは発売済みです。
Coffee Lake のラインナップは、現在の情報で、次のようなスペックになっています。i5 が 6コア6スレッド、i7は6コア12スレッドになっています。物理コアが2つ増えてリアル6コアになり、とても魅力あるプロセッサになっています。
CPU | コア/ スレッド |
ベース/ターボ | TDP | プロセスルール |
Core i7-8700K | 6/12 | 3.7/4.7GHz | 95W | 14nm++ |
Core i7-8700 | 6/12 | 3.2/4.6GHz | 65W | 14nm++ |
Core i5-8600K | 6/6 | 3.6/4.3GHz | 95W | 14nm++ |
Core i5-8400 | 6/6 | 2.8/4.0GHz | 65W | 14nm++ |
Core i3-8350K | 4/4 | 4.0GHz/ - | 91W | 14nm++ |
4コアが6コアになったということは、マルチコア性能は単純計算で1.5倍ということです(実測では1.5倍までいかないのが普通)。これなら、ゲームや動画編集は、もっと高速に、待ち時間は短くなることでしょう。
微細化プロセスは、14nm++で、Kaby Lakeの 14nm+よりも進化しています。ベースクロックの方は、コアが増えた分、低めに設定されています。ただ、i7-8700Kをみると、ターボブーストで4.7GHzまで上昇するので、シングルコアのパワーは優秀なものになるはずです。
マザーボードは現在の、200シリーズを使用することはできず、新たなチップセットを搭載するマザーボートを必要とします。
さて、自作PCを組みたいと考えている方は、今作るか、Coffee Lake の登場を待って作るか、悩みどころではないでしょうか。コアが2つも増えるのですから、なんとか待ちたいところです。