SSDはOSやアプリケーションを入れたり、データを保存したりと、ハードディスクのような記憶装置ですが、データにアクセスする速度がとても高速なのが特徴です。この高速性を生かして、ウィンドウズの動作、アプリケーションの動作が快適になるので、今では当たり前のように利用されています。また、SSDは重量が軽いので、ノートパソコンの軽量化に貢献しています。
小さなファイルの読み書き速度は「ランダム4kbリード、ライト」を見ると分かり、大きなファイルの読み書きは「シーケンシャルリード、ライト」を見る。ベンチマーク結果は、雑誌、ネットなどの値を参照した。
SSDは、データの書き換え回数が決まっていて、何度も繰り返すことで寿命が来ます。 標準的なSSDを一例に、具体的な寿命を示します。スペックシートを見ると、「Intel SSD 535」 の480GBタイプの場合、40GBのデータ書き込みを毎日行い、5年間続けるだけの耐久性を(最低限)持っているとあり。これよりワンランク上の「Intel SSD 750」の400GBタイプはもっと長持ちして、一日70GBの書き込みで5年間の耐久性になっています。
SSDにはフラッシュメモリというものに、データを読み書きしていますが、このメモリにデータを記憶する方法の 違いによって、TLC、MLC、SLCというタイプに分類できます。SSDを単体で購入するときや、ノートパソコンに使われているSSDは、 TLCとMLCが主流です。
メモリタイプ | 説明 |
TLC | TLCは寿命が一番短いが、記憶容量が大きくできるので安価。技術の進歩により、耐久性が上昇中。 |
MLC | MLCはTLCよりも寿命が長いが、TLCよりも高価。 |
SLC | SLCはMLCよりも寿命が長く、高価になります。一般向けではほとんどみかけない。 |
自分が欲しいSSDが長持ちするかどうか知るには、TLC、MLCタイプを知っておくことは重要です。もうひとつは、保証期間が製品の寿命の目安になるので見ておきましょう。 製品の保証期間は、フラッシュメモリの書き換え回数による寿命や、それ以外の部品の故障時間により設定されているからです。 3年保証よりは5年保証付きと、長い保証期間は、信頼の証しとなります。
データをたくさん入る場合にはハードディスクとの併用がすることがベスト。 大容量のSSDは高価なので小容量128GB~512GBを一般的に利用しますが、SSDの容量が足りなくなった場合には、ハードディスクをデータの保存先として使用することをおすすめめします。写真や動画などのデータはハードディスクに、OSやアプリはSSDにと棲み分けして使うことも1つの手です。