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LGA1151、ASUSマザーボードを選ぶ(Z270,H270,B250) [1/2]

KabyLakeの発売とともに、新チップセット搭載のマザーボードがASUS、ASRock、MSIなどから発売されました。しかしながら、この記事では、ASUS製マザーボード一択者のために、ASUSのマザーボード限定で記事を書いてゆきます。

低価格路線を突き進む場合

低予算の場合には、H270やB250チップセットを搭載した、安いマザーボードを選ぶのが正解ですが、安いといえども、しっかりと作られていて、安心できる製品でなければ、意味がないと考えています。ASUS製品を選ぶ最大の理由はここにあります。次に機能面ですが、USB3.1はローエンド系マザーボードには搭載されていないことが多く、使いたい場合は、コネクタがついているか要確認です。また、音質にこだわりたい人や、イルミネーション機能などの趣向を楽しみたいときは、ゲーミングモデルも選択のひとつです。

ASUSTeK Computer PRIME B250M-A

LGA1151
B250
microATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
B250チップが使われている廉価版のマザーボードでも、静電気によるチップの保護機構が施されていたり、パーツ互換性テストはキチンとされているマザーボードである。機能面では、M.2スロットを2つ搭載しており、オーディオは低ノイズでクリアな音を実現するために、デジタル配線とアナログ配線を分離したり、日本製オーディオコンデンサを搭載している。USBポートにはトレンドを踏まえて、Type-C対応のUSBコネクタが用意されている。ローエンドマザーボードでも、ASUSならではの安心感から、この「PRIME B250M-A」を選ぶのである。
電源回路仕様
DIGI+VRM
OC不可
オーディオ
Realtek ALC887
デュアルM.2
Fan Xpert 2+
RAID
非対応
マルチGPU
非対応
PRIME B250M-Aのスペック
対応メモリ DDR4-2400 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 1
PCIe 3.0 × 1 × 2
画面出力 HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1 、D-Sub 15ピン × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.0 × 2、 USB 2.0 × 2 、USB 5Gb/s Type-C × 1
×16スロット
レーンパターン
×16
LAN 1000BASE-T × 1(Realtek RTL8111H)

ASUSTeK Computer RRIME H270-PLUS

LGA1151
H270
ATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
「PRIME B250M-A」と比べこの「RRIME H270-PLUS」マザーボードは、ハードディスクやSATA SSDでRAIDを組んだり、放熱用のヒートシンクの搭載で冷却性能がアップしている点や、背面にあるUSB端子の数が多くなっている。低予算で作るには十分な機能をもっている。M.2スロットでRAIDを組む場合SATAモードで組むので、M.2対応SSDの高速性が生かせなくなることには注意。RAIDを組まないなら、PCIeモードを使えるため、高速なSSDアクセスを実現できる。低価格路線のh270王道マザーである。
電源回路仕様
DIGI+VRM
OC不可
オーディオ
Realtek ALC887
デュアルM.2
Fan Xpert 2+
RAID
対応
マルチGPU
AMD 2-way CrossFireX
RRIME H270-PLUSのスペック
対応メモリ DDR4-2400 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 2
PCIe 3.0 × 1 × 4
画面出力 HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1 、D-Sub 15ピン × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.0 × 4、 USB 2.0 × 2
×16スロット
レーンパターン
×16/×4
LAN 1000BASE-T × 1(Realtek RTL8111H)
こんなときは?
  • USB3.1や内蔵GPUでDisplayPort対応ディスプレイを使いたいなら、「PRIME H270-PRO」も選択候補にしよう。
  • H270タイプのマイクロATXでPCを組みたいときは、「PRIME H270M-PLUS」も選択候補に。

販売先 (ASUS RRIME H270-PLUS)

OCはしないけれど、マザーのグレードは少し上げたいときに

ASUSTeK Computer ROG STRIX H270F GAMING

LGA1151
H270
ATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
ゲームをしたい時、音楽をいい音で聞きたいとき、低予算ながらも、少しでも高品質のマザーボードが欲しいならば、このH270搭載マザーが良い。 VRM(電源回路)のフェーズ数を増やして高負荷時の安定性向上や、コンデンサに耐久性の高いものが使用されている。LANチップは、ゲーム中のCPU負荷を軽減させるために、Intel製LANコントローラを搭載する。オーディオは、いい音で楽しむために「ROG SupremeFX」を搭載している。 また、マザーボード上にあるLEDを虹色に光らせたりすることができ、楽しさアップのための趣向が凝らしてある。マザーボードの性能とは関係ないものの、「ROG STRIX H270F GAMING」のイルミネーション機能は楽しそうです。
電源回路仕様
DIGI+VRM
OC不可
ROG SupremeFX (Realtek ALC S1220A)
デュアルM.2
Fan Xpert 4
RAID
対応
マルチGPU
AMD 2-way CrossFireX
Aura
ROG STRIX H270F GAMINGのスペック
対応メモリ DDR4-2400 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 2
PCIe 3.0 × 1 × 4
画面出力 DisplayPort 1.2 × 1、HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.1 TypeC × 1、USB 3.1 × 1、USB 3.0 × 2、 USB 2.0 × 4
×16スロット
レーンパターン
×16/×4
LAN 1000BASE-T × 1(Intel I219-V)

OCしたいときに使うマザーボード

Z270チップセットを搭載したマザーボードは、k付きCPUをオーバークロックできるように作られています。i7-7700K、i5-7600K、i3-7350Kを買ってOCしたいときには、Z270を搭載したマザーボードが必要になります。また、NVIDIAのマルチGPU機能に対応したモデルが、ラインナップの中に登場してきます。NVIDIAでSLIをしたいならば要チェックです。2つあるM.2スロットは、Z270のPCI Expressの豊富なレーン数を生かして、両方ともにPCIe×4で動作し、SSDの高速性を生かすことが可能になるのがポイントです。CPUに電力を供給する回路は、OCや高負荷なゲームのときでも、安定と信頼性のために、グレードが上がるとフェーズ数が多くなってゆきます。

ASUSTeK Computer PRIME Z270-K

LGA1151
Z270
ATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
電源回路のフェーズ数が少なくOCには向いていないものの、Z270を安く求めたいときにこの「PRIME Z270-K」選択しよう。デュアルM.2スロットでRAIDを組みたいときは、PCIeモードが使えるので、下位モデルとは違い、SSDの高速性を生かした、RAIDを組むことができるのが特長です。また、PCIスロットがあるので、過去のボード類が使えるようになっている。常用OCでCPUを使うならば、このマザーボードではなく、もう少し上位のモデルを選ぼう。
電源回路仕様
DIGI+VRM
OC可能
オーディオ
Realtek ALC887
デュアルM.2
Fan Xpert 4 Core
RAID
対応
マルチGPU
AMD 2-way CrossFireX
PRIME Z270-Kのスペック
対応メモリ DDR4-3866 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 2
PCIe 3.0 × 1 × 2
PCI × 2
画面出力 DisplayPort 1.2 × 1、HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.1 × 2、USB 3.0 × 2、 USB 2.0 × 2、
USB 5Gb/s Type-C × 1
×16スロット
レーンパターン
×16/×4
LAN 1000BASE-T × 1(Intel I219-V)

ASUSTeK Computer PRIME Z270-A

LGA1151
Z270
ATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
「PRIME Z270-A」は、VRMのフェーズ数が多めで、電源用ヒートシンクを搭載して、OC機能を強化しているマザーボードである。CPU電圧、電源制御用のチップと、クロックジェネレータを制御するために、TPUというOC用のカスタムチップチップを積み、OCをすばやく適切に行えるようになっている。Z270のもつ機能とOC安定性を求めるための一枚。
電源回路仕様
DIGI+Power Control
OC可能
Crystal Sound 3
(Realtek ALC S1220A)
デュアルM.2
Fan Xpert 4
RAID
対応
マルチGPU
AMD 3-way CrossFireX
マルチGPU
NVIDIA 2-way SLI
Aura
PRIME Z270-Aのスペック
対応メモリ DDR4-3866 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 3
PCIe 3.0 × 1 × 4
画面出力 DisplayPort 1.2 × 1、HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.1 TypeC × 1、USB 3.1 × 1、USB 3.0 × 4
×16スロット
レーンパターン
A:×16/×0/×4
B:×8/×8/×4
LAN 1000BASE-T × 1(Intel I219-V)

ASUSTeK Computer ROG STRIX Z270F GAMING

LGA1151
Z270
ATX
発売日:2017年1月6日 (メーカーページへ)
オーバークロックしながら、重たいゲームをプレイしたり、VRを使ってみたいというなら、耐久性の高い部品を使っているこのZ270マザー。3Dゲームやオーバークロックにと高負荷がかかると、CPUのそばにある電源回路は熱を持つ。大きめのヒートシンクは放熱性とデザイン性を向上させている。電源回路はワンランク上の「DIGI+Power Control」を搭載するモデル。ミドルクラスのマザーボードの中で、強化された電源回路をもち、高音質なオーディオと、ゲーミングモデルならではのソフトが付いているなど、楽しい機能が搭載され、「なかなか良い板」と感じるマザーボードである。このマザーとスペックがほぼ同じPRIME Z270-Aは、価格は数千円程度安く、オーディオ機能がダウングレードされたCrystasl Sound 3 だが、どちらのマザーにするのかは、ゲーマー用ソフトやサウンド機能を重視するならば、この「ROG STRIX Z270F GAMING」を選択しよう。
電源回路仕様
DIGI+Power Control
OC可能
ROG SupremeFX (Realtek ALC S1220A)
デュアルM.2
Fan Xpert 4
RAID
対応
マルチGPU
AMD 3-way CrossFireX
NVIDIA 2-way SLI
Aura
ROG STRIX Z270F GAMINGのスペック
対応メモリ DDR4-3866 × 4 (最大64GB)
拡張スロット PCIe 3.0 × 16 × 3
PCIe 3.0 × 1 × 4
画面出力 DisplayPort 1.2 × 1、HDMI 1.4b × 1、 DVI-D × 1
インターフェース M.2 × 2、SATA(6Gb/s) × 6
USB USB 3.1 TypeC × 1、USB 3.1 × 1、USB 3.0 × 4
×16スロット
レーンパターン
A:×16/×0/×4
B:×8/×8/×4
LAN 1000BASE-T × 1(Intel I219-V)
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