この新SSDの特徴は、現行のMX300シリーズよりも、読み書きの速度が高速になっていること。とくに「MX300 275GB」と「MX500 250GB」を比べてみると、 ランダムリードの性能は、55K→95kと大幅に改善されている。総書込み量もアップし、250GBモデルで100TBW、500GBモデルで180TBWとなっている。下の表では、新MX500シリーズと、2016年の夏発売のMX300シリーズを、比較のために掲載している。
モデル | シーケンシャル リード/ライト (MB/S) |
ランダム リード/ライト (IOPS) |
TBW | 保証期間 |
MX500 (250GB) | 560/510 | 95K/90K | 100TBW | 5年 |
MX500 (500GB) | 560/510 | 95K/90K | 180TBW | 5年 |
MX500 (1TB) | 560/510 | 95K/90K | 360TBW | 5年 |
MX500 (2TB) | 560/510 | 95K/90K | 700TBW | 5年 |
MX300 (275GB) | 530/500 | 55K/83K | 80TBW | 3年 |
MX300 (525GB) | 530/510 | 92K/83K | 160TBW | 3年 |
MX300 (1TB) | 530/510 | 92K/83K | 360TBW | 3年 |
MX500シリーズは、MX300シリーズよりも信頼性の高いモデルである。 保証期間はというと、MX300は3年間だが、MX500は5年間である。より総書込み量が多いSSDや、信頼性の高いSSDが欲しいときには、このMX500シリーズが選択肢となるだろう。
現在(2017/12/25)、店頭に並んでいるのは、1TBモデルのみだが、今後、すべてのモデルが店頭に並ぶと思われる。Amazon USAで値段を確認したところ、「MX500 1TB」が$259.99で、「MX300 1TB」は$237.99で、22ドルの差であった。MX500シリーズは、リーズナブル、高性能、長期保証を備えているので、自作PCのメインドライブに、引き続き人気のCrucialブランドとなるだろう。