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サムスン「Secure Erase」でSSDデータを完全消去する

「Secure Erase」はSSDのデータを完全消去するツール

SATA SSDのデータを完全消去したいときは、各SSDメーカーのツールで「Secure Erase」を実行します。しかし、この「Secure Erase」であっさりデータを消去できると思い込んでいましたが、そう簡単にはいきませんでした。そこで、サムスン製のSSD「850 EVO」を例に、順を追って説明します。

「Secure Erase」はSSDのデータを完全に消去する方法で、解説ではデスクトップのSATA接続のSSDを使います。NVMe SSDやUSB接続のSSD、ノートPC内蔵のSSDでは、別の方法になるので注意が必要です。

消去には、各SSDメーカーのソフトウェアを使用して行います。サムスン製SSDは「Magician」、マイクロン製SSDは「Micron Storage Executive」、インテル製SSDは「インテル SSD ツールボックス」を使って、「Secure Erase」(サニタイズ)を行います。

「Secure Erase」を入れたUSBメモリを作る

サムスンSSDの消去作業はウィンドウズ上から実行するものではなく、ブート可能USBメモリからコンピュータを起動して消去します。

そのために、「Secure Erase」等のツールを入れた起動用USBメモリを作るので、全データを消してもいいUSBメモリを用意します。

まず、ウィンドウズ10に、サムスンのSSDツール「Magician」を公式ページからダウンロードしてインストールします。

「Magician」を起動し、左ペインで「Secure Erase」をクリックすると、次のように「ブート可能なUSBドライブの作成」が表示されます。


USBメモリを挿し込み、開始ボタンを押すと、ツール類が書き込まれたブート可能USBができます。

パソコンを再起動 USBドライブから起動

「Secure Erase」を使うには、USBメモリからパソコンを立ち上げます。USBメモリを差し込んだまま、パソコンを再起動します。ウィンドウズが起動してしまうなら、USBドライブよりシステムドライブが優先になっているためです。起動直後に表示されるメーカーロゴの表示中にDELキーを押してUEFIを表示します。ドライブの起動順で、USBドライブの優先順を上げて保存、再起動します。


USBから起動

SSDの消去を実行

進めていくと、接続されているドライブが表示されるので、対象ドライブの番号を入力します。


消去したいSSDを選び進めていくと、次のエラーが出て消去ができません。


電源ケーブルを外す、取り付ける

表示されるエラーは、ドライブは凍結状態なので、次の手順を行ってくださいとのこと。

コンピュータの電源を切らないで次のことを行ってください。
1. コンピューターケースを開ける
2. 電源ケーブルをSSDから外す
3. 数秒後、電源ケーブルを再び接続する

SATA SSDの電源ケーブルを抜き、再び挿してくださいということで、パソコンの電源を入れているのに、ケーブルを外して大丈夫なものか心配になります。


SATAケーブルと電源ケーブルが繋がっている様子


電源ケーブルだけ外します


数秒おいて、電源ケーブルを再び挿し込みます

SSDの消去を再実行

再びドライブスキャンが開始され、一覧が表示されます。


ドライブを選択


yを入力、消去実行


数秒後、Secure Erase Completed!!! の表示で、消去作業の完了を確認します。これで作業は終わりです。

フリーソフト「TxBench」では消去不能

サムスン謹製のツール「Magician」の「Secure Erase」を使いましたが、フリーソフトのTxBenchでも消去できるかやってみました。SSDをSATA、USBに接続してそれぞれ試しました。SATA接続の場合は「Security Frozen」で進まず、USB接続は消去中にエラーが出て失敗します。やはりサムスンの「Magician」を使うのが確実だと思います。

Secure Eraseのまとめ

SATA SSDのデータを消去するには、ブートUSBを作ったり、電源ケーブルを抜き挿しするなど「ちょっとこれ大丈夫?」と思いましたが、無事に消去ができたようです。しかし、UEFIで起動の設定もあるので、自信がある方のみにおすすめできる方法です。

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